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車の燃費表示が変わります!新基準『WLTCモード』について詳しく解説!

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2018.09.29

皆さんは車の燃費について、『JC08モードで〇〇km/L』という表示を目にした事があると思います。

日本では今まで『JC08モード』と言う方式で、車の燃費は測定されてきました。

今年の10月からは『WLTCモード』という国際的な測定方式で車の燃費を計測、表示することが自動車メーカーに義務付けられます。

ここでは新方式では何がどのように変わるのかを、詳しく説明したいと思います。

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《燃費の表示方法はどう変わるのか?新基準『WLTCモード』とは?》

そもそもいままで車の燃費はどうやって計測しているのか。まずはそれを説明します。

日本では計測を試験室の中で行います。そこで床に大きなローラーを埋め込んだ、いわば自動車専用の「ルームランナー」を使います。そこで走らせた車から排出された二酸化炭素の量を図ることでその車の燃費を測定しています。

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燃費は運転の仕方や交通状況によって変わります。

例えば信号機が多くストップ&ゴーを繰り返す市街地では、高速道路の走行時に比べてガソリンを多く消費しますよね。またエンジンが十分に温まった状態と、冷えた状態では当然燃費が変わってきます。

 

『JC08モード』という旧方式では、現実の車の使用状況を細かく再現できてないため、実際に車を使った時の燃費より2割ほど乖離していました。

『カタログ燃費』『実燃費』という言葉が存在しているのもここに原因があります。

例えばJC08モードで 37.0km/Lのアクア

 

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実際に走ってみると22~24km/lしか走らなかったりします。

 

次に新方式『WLTCモード』について説明します。

WLTCとはWorldwide-harmonized Light vehicles Test Cycleの略です。直訳すると『国際的に調和した、自動車試験法』です。

これからは日本独自の試験方法ではなく、欧州などと足並みを揃えた方法で測定することになります。いわば世界全体で同じ基準で車の燃費性能を評価しましょう、ということです。

新基準『WLTCモード』では市街地モード、郊外モード、高速道路モードの3つの場面を想定し車を走らせます。それによって出た燃費を平均的な使用時間配分で算出します。

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現在、自動車カタログには以下の様に2つの測定方式での結果が併記されています。

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(新方式は現行方式より基準が厳しいため、旧方式よりも燃費が悪化して表示されると言われています)

今後は2021年秋をめどに、『WLTCモード』の表示のみになっていきます。

 

如何でしたか?

電気自動車やハイブリットカーと言ったエコカーがどんどん登場する中で、車の燃費は気になるところですよね。

『WLTCモード』の登場により、これからは実際に車を使ったときに近い燃費が表示されるようになります。

『思ってたより燃費良くなかった・・・・』とがっかりすることは減っていくと思われます。

燃費の基準が今後変わっていくことを知っていただき、車を購入やレンタルするときの参考にしてくださいね。

以上、車の新燃費基準『WLTCモード』についてでした!